穏やかな平和な日々を描いたAパート、過酷なイジメに遭い大切な人を亡くしたBパートとのギャップの差に驚かれることになる。
作 画:8(ラストでの衝撃シーンは忘れられない!!)
ストーリー:10(現代社会でも起こりうるイジメの問題提起回!)
友 情:―(クラスメイト達との友情はなかった)
強 さ:10(リンネが強くなろうとした理由が赤裸々に)
総作画監督:新垣一成
作画監督:平田賢一、飯島友里恵、柴田志朗
絵コンテ:西村純二
演出:吉田俊司
リンネが受けたイジメやイジメた女生徒への制裁については、現代のイジメ問題と同じように様々な問題点や意見があることだろう。どうすれば良かったのか? クラスメイトや担任との関係に至るまで突き詰めなければならない問題でもある。
『ViVid Strike!』のストーリーの中で、フーカがリンネと話し合い、拳を交えるにあたって、フーカが知らないリンネの過去を知らなければならなかった。フーカが貫く正義とリンネが貫く正義、共に目指す“強さ”は別のものであることをフーカは知らなくてはならなかった。その為のエピソードであったと思慮する。
【フーカのトレーニング】
アインハルトと比べるとパンチ力とスタミナの差が歴然だが、型はアインハルトと同じスタイルで打ち込んでいる。覇王流の型を学んだ成果が表れている。
【リンネの情報】
ノーヴェの“知り合い”であるが、「時空管理局」関係者が多いことから、情報収集能力は高いと思われる。
特に公にされていない事件についてはお手の物だろう。
リンネが校内で起こした不祥事がどのように解決されたかまでは描かれていなかったのだが、暴力事件として記録に残されたり、退学処分などがあったのならば、当時の詳しい記録まで調べることが可能であると思われる。
【アイチャッチ】
<ユミナ>
舞い散る落ち葉の中で笑顔のユミナ。少し紅葉がかった落ち葉から秋の季節感を感じる。少し肌寒さを感じさせるが、ユミナの明るい表情からは楽しさが溢れている。ユミナの視線の先にいるのは……アインハルトかな?
【優しさに包まれたベルリネッタ家】
祖父の願いは、リンネが笑顔で幸せにいられることであることが見て取れる。リンネは期待を裏切らないようにしているのだろう。リンネは客観的ではなく主観的思考の傾向があるようだ。自分自身でこうあるべき、こうするべきであると結論付けているように思える。人格形成の変化は、家族への配慮のために自身が変わる必要があったと結論付けたからではないだろうか。
【終わりでいい】
弱かったリンネ・ベルリネッタはもういない……。強く! もっと強く!! 私は強くなる!!! そんな気持ちが伝わる台詞でした。リンネは自分は強いことを証明しなくてはいけなかった。暴力に負けた相手には、暴力で勝つ! それがリンネの考えだったのだろう。だから、手加減なしの全力全開で挑んだのだ。
これからは強くなければならない。弱い自分は終わりでいい……。
次回予告】エンドカードイラストはフーカとノーヴェ:藤真拓哉
#05「ウラカン」
フーカ「リンネ……」
ノーヴェ「誰にでも過去はある…。アインハルトだって昔はなあ~」
ヴィヴィオ「そうですね! 例えば~」
アインハルト「次回も観てくださいね!」
ノーヴェ「来週もよろしくな」
※アインハルトは立派に更生しました! ノーヴェだって昔は……(苦笑)

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