守られてばかりの自分と決別して強さを求めたリンネと、そんなリンネに心の病みを感じたフーカ。フーカの言葉はリンネに届かず、二人のすれ違いを如実に表現していた。
作 画:8(キャリーの変身バンクにまで力を入れるスタッフの意気込みに)
ストーリー:7(垣間見えたリンネの過去と選手としての在り方)
友 情:7(フーカvsリンネの対決フラグが立つ!)
強 さ:9(才能を開花させたリンネ)
総作画監督:橋本貴吉
作画監督:河本美代子、服部憲知
絵コンテ:西森章
演出:秋山宏
<変身シーン>
作画監督:新垣一成、橋本貴吉
原画:木曽勇太(キャリー担当)、國行由里江(リンネ担当)
【リンネのトレーニング】
腕や脚だけでなく全身の筋肉を鍛えている。筋肉のついた腕が強靭な身体であることを物語っている。『魔法少女リリカルなのはViVid』ではアインハルトの自宅に同様のトレーニング器具がある。アインハルトと同じパワーヒッターであるのも頷ける。
【持って生まれた才能の量】
リンネの才能が開花したのは四年前。それまで格闘技の経験はなかったものと思われる。わずか短期間で一流の格闘選手になったことから、リンネの才能がどれだけ凄いかが分かるというものである。トレーニングコーチのジルの指導でトータルファイティングとしてのスタイルを確立させたのであろう。
【変身シーン】
今話でも変身バンク用の作画監督と原画を用意しており、第1話と第3話で総作画監督を担当した橋本貴吉氏が作画監督を担当している。
キャリーのイメージは“あなたのハートを狙い撃ち♪”
明るさを強調しており、アイドルのステージ上の振り付けをイメージしたものであった。
リンネのイメージは“燃える闘志”
赤いバラの花から熱いハート、そして溢れるパワーと力強さ表現している。優雅さと上品さを感じさせる振り付けであった。
共に、身体強化魔法を使用しており身体を成長させている…一番強化されたのは“胸”のようだが(笑)。
【アイチャッチ】
<リンネ>
秋の季節と哀愁漂うリンネを描いている。大事そうにもっているデバイスを見ながらリンネは何を想うのか?
リンネの気持ちを考えさせられる。
【リンネvsキャリー】
リンネには生半可な防御は意味がない!
自分のリズムで試合の流れをつくるつもりだったキャリーであったが、リンネの予想を上回るダッシュで攻撃のタイミングがズレて初撃を受けてしまった。キャリーのミスは、その後の攻撃に備えて防御姿勢を取ったこと。近接戦でキャリーのスピードは殺され、防御力を上回る打撃を浴びることとなる。ハードパンチャーのリンネのパンチは“受け”るのではなく、間合いをとって避けなければならなかった。結果、足が止まったキャリーは、テクニックを活かせることなく、リンネのダッシュをくらい続けてしまったのだ。
【リンネの心遣い】
パンチよりも効くリンネの一言……精神攻撃として超ド級の威力をもつ!
リンネは自分の言葉で相手がどう感じるかまでは考慮していないものと思われる。
“あなたを壊さずに済んで”の台詞から、キャリーの身を案じた気持ちが感じられるが、その後の一言でキャリーの心が壊れてしまったのは言うまでもない……。
【求めた強さ】
リンネからの“挑戦”ということでラストを締めている。
リンネにとってフーカは、羨ましい存在であったようだ。リンネの回想シーンから過去の苦痛の日々と失った大切な人が垣間見えたのだが、誰かを守るために求めた強さは、『魔法少女リリカルなのはViVid』でもありましたね。
今では黒歴史となるアインハルトvsノーヴェの一戦。かつてアイハルトにもやんちゃな時がありました。
リンネが抱える辛さや悲しみの深さをフーカは知らない。リンネはフーカに話してもどうにもならないと諦めている。解決するのは自分が強くなること……そんな孤高を感じさせる。
【次回予告】エンドカードイラストはキャリー・ターセル:藤真拓哉
#04「リンネ・ベルリネッタ」
アインハルト「頂点とは全てを受け止める者」
フーカ「ハルさん恰好良い!」
ヴィヴィオ、ミウラ、リオ、コロナ「よっ! チャンピオン!!」
ノーヴェ「おまえらなぁ~」
ユミナ「あはは…来週もよろしく!」
※ドヤ顔アインハルト…王者の貫禄です!!

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