クオンに助けられ、オシュトルと出会い、友情を深めたハクの物語。
自身の素性を知り、この世界での生き方を決意しました。
ただ、ヒロイン勢にとっては、皆悲しい結末を迎えたことになるだけに、全ての解決は最終章へ持ち越したことになる。
「うたわれるもの」シリーズの第二章として位置づけられた作品であったという印象が強い。
冒頭から台詞なしの描写が続き、暗く不安が漂う演出と、クオンの旅路がハクと出会い共に歩んできた道であったということに気付かされることで、ハクとクオンの旅が終わったことを知らされる。
ハクを失ったクオンがどこに向かっているのか? どう悲しみを乗り越えるのかは描かれていなかった。
ネコネ達の前では見せなかった悲しみの涙を、オボロの前で見せたことの意味は、原作ゲームで詳しく語られていることでしょう。
帝暗殺とアンジュ暗殺未遂の真犯人が不明のままなのだが、疑わしいライコウやウォシスではないだろう。おそらくシリーズ中には登場していない者である。前作「うたわれるもの」では、サブキャラのディーが真犯人であったことからも、主要なキャラではなく、側近の一人であった可能性がある。“神”と同等の力を持つ者が、人の姿に化けて帝都に侵入していたのではないだろうか。
ハクがオシュトルとしての生き方を選択したことで、ハクとオシュトルの友情が大きなテーマであったと思う。
最終章では、偽りの仮面を外し、ハクとしてクオンと再会する結末を望まずにはいられない。

にほんブログ村
この記事へのコメント