撤退するヤマト兵にトゥスクルの追撃戦が始まる。
この状況で停戦して和平交渉……はできなかった。トゥスクル遠征の真意を八柱将は知らない筈なので、トゥスクルへの侵攻を続ける理由がなくなったことになる。絶対的存在の帝が亡くなったことで、政治機能が停滞している今の状況では、政治的な交渉をする余裕がヤマトにはないと思われる。
帝のことをトゥスクルに知られないようにするため、徹底抗戦の構えをみせて、兵達を撤退させようとしたのではないだろうか。
ヤマトはどうなる?
帝が寿命で亡くなったのか、暗殺だったのかは分からないよう描かれている。
アンジュが即位して新体制をつくることで、ヤマトは存続していくことが可能なのだが、アンジュのお気に入りがオシュトルであることを知っている人物がいたならば、オシュトルを排除しようと画策した可能性がある。
帝の死で一番得をするのは……
ヤマトで帝の死を望む者は誰もいないはず。帝の統治に不満がある者はいなかったからだ。
今回の件を一番望んだのはトゥスクルになるのはないかと思慮する。
トゥスクル遠征を中止させるには、帝との交渉で停戦させるしかない。だが、一方的に侵攻してきたヤマトである。帝の意思が変わることはないだろう。だが、それは帝一人を討てば、戦が終わることが可能である。本国で危機的状況が起きることで、トゥスクル遠征軍を撤退せざるをえないのではないだろうか。
帝都に残ったカルラ&トウカらの動向が気になるが、物語はトゥスクル編から、ハクとオシュトルの友情編に移行した様子である。ハクはオシュトルを助け出して、どうしていくつもりなのか? これからの動向が気になる。

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