作 画:5(第一話を基準点としました)
ストーリー:7(家族愛に満ちた温かなストーリー)
友 情:8(コロナとリオとの仲良しコンビ)
萌 え:10(セイクリッド・ハート! セーット・アーップ!)
<原作回> Memory;01「セイクリッド・ハート」
Memory;02「昔はいろいろありました」
Memory;03「ストライク・アーツ」
総作画監督:山野雅明
作画監督:原友樹、渡辺浩二
脚本:小林成朗
絵コンテ:伊藤祐毅 宮澤努
演出:間島崇寛
原画:19人
第二原画:19人+7社
【登場人物】
高町ヴィヴィオ 高町なのは フェイト・T・ハラオウン
リオ・ウェズリー コロナ・ティミル ノーヴェ・ナカジマ
チンク・ナカジマ ウェンディ・ナカジマ ディエチ・ナカジマ ギンガ・ナカジマ
オットー ディード カリム・グラシア イクス
エリオ・モンディアル キャロ・ル・ルシエ
レイジングハート ソルフージュ 校長
ハイディ・E・S・イングヴァルト
St.ヒルデ魔法学院の生徒達
【プロローグ】
その世界は、かつて永い戦乱にさらされていました。幾つもの国が乱立し、領土と実りを奪い合い、侵略し合った乱世の時代。そんな時代を終わらせるべく、諸国の王達は、覇権を巡ってさらに争い、戦乱の規模を大きくして……それでも、戦乱の時代からその歴史の終焉まで、様々な思いをもって生き抜いた人々がいました。その世界の名はベルカ。今はもう、歴史の中に名を残すだけの世界……。
タイトルは、原作1話と同じタイトルであり、愛機の正式名称の名前でもある。なのはママの愛機の名称が「レイジングハート」であり、愛機と信頼し合っている象徴でもあることから、なのはママとレイジングハートを意識して名づけたものであると推測する。
第一話から、ママや仲間達の優しさと、たくましく成長していくヴィヴィオの物語という印象を受けました。学校とスポーツを通した日常で、楽しい毎日とほのぼのとした雰囲気に包まれていました。
【ストーリー 原作との違い】
<原作でのストーリーの流れ>
プロローグは『魔法少女リリカルなのはStrikerS』で起きたJS事件とその解決から4年が経過した内容が語られており、高町なのはの物語ではなく、なのはの一人娘である高町ヴィヴィオの鮮烈な物語として幕が開ける。
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始業式の後、ヴィヴィオ、コロナ、リオらは図書館に寄り道
ヴィヴィオは、JS事件の事を振り返りながら今の幸せを噛み締めるのだった
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帰宅後、フェイトママから自分専用のデバイスを受け取るヴィヴィオ
大人モードになりフェイトママを驚かす
↓
JS事件でのヴィヴィオとなのはの出会いとバトルを通して親子になるまでの回想がなされる
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ナカジマ家の食卓 お父さんと娘達の夕食シーンあり
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聖王教会でイクスのお見舞いの後、コロナとリオと待ち合わせしたヴィヴィオは、ストライクアーツ練習場にて、大人モードでノーヴェと組み手
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帰宅後、入浴中のフェイトママの浴室になのはママと一緒に入るヴィヴィオ。親子団欒とサービスシーンでほっこり
↓
帰宅途中のノーヴェは、噂の通り魔と遭遇する
<アニメでのストーリーの流れ>
プロローグは『ベルカ』の歴史について
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始業式の後、ヴィヴィオ、コロナ、リオらはノーヴェと待ち合わせ。ストライクアーツ練習場でノーヴェから指導を受ける
↓
帰宅後、フェイトママから自分専用のデバイスを受け取るヴィヴィオ
大人モードになりフェイトママを驚かす
↓
聖王教会でイクスのお見舞い
ヴィヴィオはウェンディに付き添ってもらって帰宅
スバルから用事を頼まれたノーヴェは別行動。一人、夜道を歩いている時に、噂の通り魔と遭遇する
大きな違いは、原作で語られている「JS」事件については、アニメでは一切触れられていないということ。
『なのは』シリーズの作品であるものの、『魔法少女リリカルなのはStrikerS』の“続編”という見せ方ではなく、シリーズを継承したキャラクター達と高町ヴィヴィオの物語として新しい作品を作り出した印象を受ける。
『娘TYPE』5月号に掲載された伊藤祐毅監督のコメントによると、毎話のヒキの着作り方や話の流れが違う作り方になっていること。どのように見せていくのかを原作の都築さんや、脚本の小林さんと相談して骨組みをしたとのこであった。
キャラクターの台詞や言い回しは原作と同じあるので、原作作品のイメージを崩すことなく、アニメでの見せ方をしているのである。
ナカジマ家の夕食シーンをカットしたのは、主役を目立たせる為で、大勢登場するキャラクターの中で、主役以外の登場人物を目立たさせない為の配慮なのだろう。
【OP画から推測されるシナリオ進行】
アニメ一話では登場していないキャラが多数登場している。原作を知っている読者であればお馴染みのキャラ達なのだが、彼女達が登場するのはまだ先の展開になるものと思われる。
原作ではインターミドル編で登場するキャラ達であることから、地区予選までを描くのか、続編ありきの進行で二期に繋げるのか、気になるところである。
【変身シーンでヴィヴィド(鮮烈)デビュー!】
“魔法少女”での鉄則である変身シーンの魅力を本作品でも力を入れて作っていることがよく分かる。原作では表現されていなかったクリスの動きに注目すると、ヴィヴィオの動きに合わせて動いていることが分かる。原作で漫画を描いている藤真拓哉さんによると、「ヴィヴィオのデバイスのクリスは、ヴィヴィオの動きをモーショントレースしています^^」とのことですので、これからクリスの動作には注目です。
【格闘バトルで熱血】
ヴィヴィオとノーヴェの組み手シーンが今話のバトルシーンの目玉となるわけだが、パンチ力の強さを衝撃派と音で表現しており、アニメならではのスピードのある動きであった。素早く間合いを詰めてパンチをするというスタイルが、今後のヴィヴィオの格闘スタイルに繋がっていくものと思われる。
幻となった大人モードでの組み手
【一言&重箱の隅つつき】
<新キャラの名前は……>
EDクレジツトのCAST表記であるが、高町ヴィヴィオの下に表記されたアインハルト・ストラトスとは一体何者!?(わざとらしくw)
<デザインの違い>
高町家のデザインが原作と少し異なっている。
窓の形を少し変えて、車庫部分を付け加えている。
原作での高町家
魅惑の下着!?
ヴィヴィオの縞柄は同じだが、コロナの柄が変更され、リオは既に着替え終わっている。
過度に見せない事と子供っぽい柄を強調させる為の変更だろうか?
原作での着替えシーン
ヴィヴィオとなのはの衣服だが、ヴィヴィオの服となのはのスカートのデザインが少し変更されている。原作の方が丁寧に表現されているような……
原作での衣服
【次回予告】エンドカードイラスト:ねことうふ
ノーヴェ「ふん♪、ふん♪ ふん~♪」
謎の少女「あの方がノーヴェさん! 失礼のないように待ち伏せをしないと(ドキ ドキ)」
ヴィヴィオ「リリカルマジカル、がんばります!」
※リリカルマジカル……の台詞が、なのはからヴィヴィオにバトンタッチ! 親から子への世代交代を感じます。

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