魔法少女リリカルなのはViVid第51話~魔女の心の傷~

サイネリアの聖羅夢です。
ファビアの怒りがヴィヴィオを襲う。ファビアの誤解を解く為に話をしたいと願うヴィヴィオがとった行動とは……それでは第51話の考察・批評・解説コーナーはじまります。

タイトルMemory;51☆「魔女の思い出」

【登場人物】17名
アインハルト・ストラトス ジークリンデ・エレミア 高町ヴィヴィオ 
コロナ・ティミル ヴィクトーリア・ダールグリュン
リオ・ウェズリー ミカヤ・シェベル ミウラ・リナルディ 
ハリー・トライベッカ リンダ ルカ ミア エルス・タスミン   
ルーテシア・アルピーノ ファビア・クロゼルグ
八神はやて リインフォースII


<扉絵考察>
探索チームのコンビが扉絵を飾っている。今話はリオとミカヤ。リオが検索魔法で調べている本の中身でミカヤが気になったところを指差している。これは『Memory;48』での探索時の様子を描いていると思われる。技術書と秘伝書に興味を惹かれるミカヤのことである。何か気になる内容を見つけたに違いない。ミカヤのふくよかな胸が強調されている気がしないでもない(笑)。

<ファビアバトルモード>
平時は三体の悪魔を使役しており、主に呪術魔法を使用。
三体の悪魔と合身してパワーアップ。
姿態編成によって身体能力をアップ。
漆黒の翼を広げた姿に変身。まさにデビルウイングである。
魔力と身体能力、そして飛行能力をアップさせた姿が最終形態なのであろう。翼をバインド破壊に使用していることからそれなりの強度があることが分かる。

<ヴィヴィオ対ファビア>
ファビアが使用した魔法
黒炎…多数の弾丸魔法。射撃魔法の部類で誘導弾ではない様子。ヴィヴィオはガードで凌いでやり過ごした。
箒星…デバイスである魔女箒(ヘルゲイザー)を武器に使用。意のままに操りヴィヴィオを狙った。
ヴィヴィオは持ち味である目の良さで回避に専念した。一切攻撃行動をとっておらず、話し合いで解決することを望んでいたのだ。

<ファビアの恨み>
わたしを見捨てた“あの王たち”とは、オリヴィエとクラウスに対しての意味であろう。エレミアは黒のエレミヤの一族であって“王”ではないからだ。ファビアの先祖とクラウス達との関わりについては、アインハルトの脳裏に浮かんだ1シーンで少し触れられた。悪戯した魔女を捕まえているようであり、親しい間柄であるように見える。

<1分間の激戦!?>
Memory;49にて、ハリーのイレイザーチャージ完了まであと1分であった。
その後、ファビアはルーテシアと戦い、さらにヴィヴィオとも戦っている。ハリーがイレイザー・バーストを放つまでの時間が1分だけだとすると、かなりの高速戦であったことになる。状況の変化でチャージを中断していた可能性もあるが、ヴィヴィオが説得するのを我慢して待てなかったことから、すぐにでも魔法を完成させて脱出したかったに違いない。

<心の傷>
八神はやての存在は、時空管理局海上司令という肩書以上に他のキャラ達を圧倒している。なのはやフェイトが助っ人として現れるのと同じくらいの存在だからだ。ヴィヴィオでは説得できなかったファビアをはやてが優しく包み込んで解決できたところにも、先輩としての貫禄がある。はやてにとっての心の傷は『闇の書事件』であった。ファビアに対して語った解決策は、自分自身の経験からのことに他ならない。

最後は、はやてによって丸く収まったファビア襲撃事件。しかし、ファビアの先祖とアインハルトの先祖らとの関係はまだ明かされていない。本来の目的である「エレミヤの手記」探しの目的が達せられそうな引きであることから、伏線回収が次話以降になるものと思われる。

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