妖精と人間との禁断の恋。
かつてラケルは、イーラと六花に嫉妬したことがあるだけに、六花にパートナーとしてだけでない感情を抱いていたことが分かる。
六花の役に立つ行動をしたかったラケルが、自分をヒーローと評した矢嶋さんの言葉で嬉しく思う事は必然。
自分が矢嶋さんに頼られていることから、矢嶋さんを特別な人として想い始めたのではないだろうか。
だからジコチュー相手にも臆する事無く矢嶋さんの期待に応えようとした。矢嶋さんのヒーローであり続けることがラケルの想いでもあったのだ。
けれど、ラケルは矢嶋さんの一番でないことを知ってしまった。まあ、ボーイフレンドがいただけで、彼氏とは限らない関係なのですが…。矢嶋さんの一番になる前に引き下がってしまったことであえなく失恋となってしまった。
結局、ラケルを一番理解している六花に必要とされることがラケルにとって一番嬉しいことであり、六花のヒーローとなることを選んだようである。
恋物語がテーマとなったが、“ドキドキ”する気持ちを大事にするテーマは本作品には外せませんね。

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