コンプエース12月号発売前になってなんとかまとめました(苦笑)。
ジークリンデ強し! そして、その強さの秘密が垣間見えることとなった本話……第41話の考察・批評・解説コーナーはじまります。
タイトル:Memory;41☆「鉄腕」
【登場人物】15名
アインハルト・ストラトス ジークリンデ・エレミア ヴィクトーリア・ダールグリュン
高町ヴィヴィオ コロナ・ティミル リオ・ウェズリー ミウラ・リナルディ ミカヤ・シェベル
ノーヴェ・ナカジマ ディエチ・ナカジマ ウェンディ・ナカジマ
ハリー・トライベッカ リンダ ルカ ミア
<継承者同士の対決>
タイトルはジークリンデ・エレミアのSkill名。戦闘服姿ではあるものの、使用するデバイスがどういったものなのかは不明であった。扉絵はそのデバイスを装着しようとしているシーンである。両腕に装着するタイプの武装であり、近接戦闘に特化したものと思われる。さらに、ジークリンデの技は、覇王流や雷帝式と同じ真正古流ベルカ
を源流とする「黒のエレミア」であることが明かされた。“エレミヤ”の名は、「黒のエレミア」一族が受け継いでいる名前であったのだ。
武装解放したことで、「黒のエレミア」としての力を発揮することができるのだろう。その解放された力に反応したヴィヴィオとアインハルトの驚愕の表情が、エレミヤとの因縁を物語っている。
アインハルトの脳裏によぎる覇王イングヴァルトの記憶では、かつてオリヴィエ聖王女と覇王イングヴァルトは黒のエレミアと相見えたことがあることを示唆していた。
アインハルトとジークリンデの試合は、挑戦者対優勝者の試合から、覇王流対黒のエレミアの試合へと流れが変わったのである。
<観戦者達の役割>
ヴィクトーリアが試合の解説者となり状況説明の役を買ってでている。
ハリーはヴィクトーリアを茶化す役といったところか(笑)。アインハルトの評価もしており、技は器用だけれども、競技者としては未熟者であると酷評している。そのアインハルトをフォローしているのがヴィクトーリアという、第三者的な立場でアインハルトとジークリンデの試合を見守っているのである。
<笑えない理由>
ジークリンデが気になっているアインハルトの寂しさ。その真意を確かめる為に、アインハルトに勝利しようとしている。アインハルトが笑顔になるのは、覇王の悲願を達成した時なのだろう。もしくは、ヴィヴィオがアインハルトを笑顔にする……存在になっていくものと思われるが、アインハルトが背負っている想いに気づいているジークリンデが、アインハルトの心をどう掴んでいくのかも見所となりそうだ。
<本領発揮!>
ジークリンデの「鉄腕」は、ヴィクトーリアやハリーに勝利した技でもある。
現時点でアインハルトのLIFE5810に対し、ジークリンデのLIFEポイントは19450。
一撃でも勝敗が決まりそうで圧倒的不利な状況である。第2ラウンドで仕切りなおしといきたいところだが……「黒のエレミア」を知るアインハルトはどう防ぐ!? また、ジークリンデの真の強さをどう描くのか? 次号が楽しみである。

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