Fate/Zero 第２５話「Fate/Zero」感想～正義のヒーロー～

作　　　 画：１０（切嗣の救われた表情）
ストーリー：８（Zeroからstay nightへ）
アクション：４（後悔続きのセイバー）
萌　　　 え：３（雁夜の妄想で萌える桜と凛、そして大河友情出演）

Ａパート終了のタイム－００：００：００　　
第２４話終了タイム　 －０３：４２：１３


第四次聖杯戦争の勝者は綺礼＆アーチャー!?
セイバー対アーチャーの結末が、エクスカリバーの一振りで終わってしまい退場するなど駆け足であった。
セイバーの能力をもってしても、聖杯を破壊することはできても消滅させることはできなかったということか？

シリーズ１話から始まったカウントダウン。その時が“０”となったのは、切嗣が士郎を見つけて魂が救われた時であった。「Fate/Zero」シリーズは切嗣の救済物語であったといえよう。巡り巡って、切嗣が唯一救う事ができた
のが士郎であり、物語を引き継いだ主役となる人物であることは何ともいえぬ因果である。

雁夜が聖杯に望んだ世界…コンプエース２０１２年７月号付録アンソロジードラマＣＤ「間桐家の試練」の映像化（笑）ともいえる、雁夜大勝利結末！　…と、いきたいところであったが、最後まで救われないっ!!　葵さん、桜ちゃんの為に命をかけて戦ったのにこうまで報われないのヒーローの最後がなんとも…。
自己満足の想いと、押し付ける感情、志はヒーローであったかも知れないが、過程と方法が間違っていたのでしょうね。

Ｂパートは、バーサーカー＆ランサー＆キャスター陣営以外の残された者達の後日談。
ウェイバーサイドが丁寧に描かれて、存在感を残したライダーの遺品で和やかムードになるところは、癒し役ならでは。
遠坂家サイドでは、遠坂凛が強くあらんとしているのが健気。綺礼のダークっぷりがとことこん悪役してますね。

切嗣がなりたかったのは“正義のヒーロー”。その夢を受け継いだ士郎。そして、物語は『Fate/stay night』へ…。

１期の丁寧さがあった分、２期の展開が急に感じたが、各陣営を人間関係を丁寧に描こうとしたことのは評価できる。作品理解をするには不十分であったが、ストーリーは楽しめたし、作画も崩れず見応えのある作品でした。


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