Fate/Zero 第２４話「最後の令呪」感想～我、最後に残った道しるべを破壊する！～

作　　　 画：９（報われないヒロイン達…）
ストーリー：７（切嗣が望んだ救済と聖杯がもたらす救済）
アクション：１０（切嗣ｖｓ綺礼の加速するバトル）
萌　　　 え：８（アーチャーに求婚されてツンツンのセイバー）

タイトル表記のタイム－０３：４２：１３　　
第２３話終了タイム　 －０３：５５：４９

１０数分の出来事であった第２４話。

真っ向対決となる切嗣対綺礼。問答もなくいきなり戦闘になるとはせっかち屋さんである（笑）。
綺礼が切嗣と直接会うのは今回が初めてになるはず!?　お互いを調べ尽くしているからこそ、余計なお喋りは無用と判断したのか、対極を成す２人が分かり合える事など何一つないといった険悪ぶりである。

「フリージング」でもお馴染みの加速スキル『アクセル・ターン』『ダブルアクセル』『トリプルアクセル』『クワトロフルアクセル』を用いアクセルワールドの領域（苦笑）で戦う切嗣に対し、加速スピードを計算して戦う綺礼。銃弾をはじき返したり、ナイフに対し八極拳を用いた左手一本で優位に立っている。切嗣の加速度が段階的に上げられることを読み切れなかった事が敗因に繋がったといえる。

聖杯の意志との邂逅で、願いの成就が切嗣の望むものではないことを知る。
切嗣の内面を表す描写として二隻の船が用いられたのだが、第１９話感想「正義の在処」で、ナタリアを救うか、その他大勢の人を救うかの選択を踏まえると、切嗣が犠牲となる小数を切り捨てることが理解できる。聖杯が見せたのは、その解釈を引用したものであった。みんなを救おうとする選択ができないところが切嗣の背負う悲しい定めでもある。

＜セイバー対バーサーカーの因縁対決は尺都合で早々決着（苦笑）＞
雁夜さん台詞なしのまま…切嗣と綺礼に比べると、ボロ雑巾になって捨てられた扱いのようで何とも不憫（涙）。
なぜセイバーがバーサーカーに勝てたのか？　バーサーカーが手を抜いたとは考えらないし、バーサーカーではなく、ランスロットとして最後を迎えたのも説明不足であった。

＜残るサーヴァントは２人＞
セイバー対アーチャーの戦い。アーチャーが欲したのは…聖杯ではなくセイバー！
セイバーがエクスカリバーで攻撃する事は予想外であったというアーチャーの驚きぶりがなんとも（笑）。
恋路の邪魔をされて御冠なところがまだ子供である。

切嗣と綺礼の相容れない関係と同じく、セイバーとの関係も最後まで相容れず……。
作中のヒロインで救われた者がいないという…いや、ウェイバーだけでも救われて欲しいものである（笑）。


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Comments

[ミル]

『Fate/zero』の展開、すっごくクオリティ高かったですアニメ鑑賞は大好きですが、完成度の高いアニメは、結構少なかったりするんですよね...

fate以外で完成度の高いアニメは、『まど☆マギ』&『四畳半』&『AIR』&『AB!』...。
どれも大好きな作品です

[聖羅夢]

＞ミルさま
制作会社によってクオリティの高さが変わりますよね。
「京都アニメーション」の『けいおん！』『AIR』『CLANNAD』は完成度高くて好きです