Fate/Zero 第１８話感想「遠い記憶」～切嗣が最初に殺したのは…～: サイネリア～私のひとりごと～

Fate/Zero 第１８話感想「遠い記憶」～切嗣が最初に殺したのは…～

2012年05月07日

作　　　画：１０（生き生きとした少年であった切嗣）
ストーリー：７（いきなり番外編！）
アクション：７（人間VS死徒）
萌　　　え：８（シャーレイの笑顔とデレる切嗣）

番組スタート……誰？？的な第１８話（笑）。冒頭の平和な日常話から、切嗣の幼少時代を描いたことが分かる
。ただ、平和な話で終わるはずがないことを誰もが予想してたでしょう（苦笑）。
作品タイトルから、過去話であることは予想できるものの、切嗣が幼少時代を振り返るに至った経緯が全くなく、前話からの繋がりがないまま始まってしまい、“切嗣”の名前がでるまで過去話だと気づかないのも憎い演出であった。
『Fate/stay night』の過去の作品が『Fate/Zero』なわけですから、そのさらに過去の魔術師切嗣誕生秘話は、Fate戦記ともいうべき戦いの記録せもあるといえよう。

本話のヒロインであるシャーレイ。彼女の好奇心が引き起こした悲劇が切嗣を変えることになったのだが、切嗣との甘い日常（笑）をいつまでも続けさせないのが作品の掟。
切嗣の生涯のパートナー宣言ともとれる発言に、純情切嗣が戸惑うのが新鮮でした。切嗣が父から研究を受け継ぐまで待てなかったのが悔やまれるが、父親殺しに至った時、感情が読めない表情となったのは、なるほどと思わせる描写でもありました。シャーレイのような犠牲者を出さないことで、父を悪人と認定し、正義の裁きをすることで、自身の救いとしたかったのか？　父への愛情感情が描かれてなかったことで、父よりもシャーレイへの想いの方が強いように思える。

シャーレイから問われた「どんな大人になりたいの？」の答えを伝えぬままとなってしまったが、あの時切嗣がなんと答えようとしたのか、気になる所である。