最終話前のストーリーは、1年生組の斎藤菫と奥田直にスポットをあてている。
―梓達は学園祭で引退―
先輩達の学園祭ライブを成功させたいと願うスミーレと直ちゃん。2人が軽音部の先輩からどれだけ愛されていたのかが分かる。
直は軽音部を“家族”がいる場所と同じように感じていたのだ。
自分の居場所として認識していたことから、軽音部が大切な場所であり、そこにいる人達を大切に想っていることが分かる。直が泣いていたのは、梓達が引退することを寂しく感じていたから…。そしてスミーレの不安を払拭させることが、学園祭ライブの成功に繋がると思ったに違いない。
また、“わかばガールズの演奏が何なのか”についても知らしめている。みんなで一緒にする事に意味があること。失敗してもできるまで一緒に付き合う、いつでも手を差しのべて助け合う仲間であること。技術の向上だけではない、軽音部のあり方を梓はスミーレと直にちゃんと教えているのである。
次回、最終回は3年生組の視点で描かれることだろう。“先輩から後輩へ”をテーマとした引継ぎまで描く尺はないかもしれないが、軽音部の最高の瞬間を描く感動のフィナーレを期待する。

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