コミックス6巻は3月26日に発売決定です。書店特典が気になりますね。
それでは第33話の考察・批評・解説コーナーをお楽しみください。
タイトル:Memory;33☆「瞬間の防御」
【登場人物】16名
高町ヴィヴィオ ミウラ・リナルディ
アインハルト・ストラトス コロナ・ティミル ミカヤ・シェベル
ノーヴェ・ナカジマ ウェンディ・ナカジマ ヴィータ ザフィーラ
高町なのは フェイト・T・ハラオウン 八神はやて
シグナム アギト シャマル リインフォースII
巻頭カラー回であったことから、コミックスの(おそらくは7巻)トップを飾る事になるものと思われる第33話。タイトルはヴィヴィオの「セイクリッド・ディフェンダー」を示しており、ヴィヴィオのターンを印象付けるが、シグナムが明かすミウラの自分と向き合って出した答えとそこに至るまでの並々ならぬ努力を描き、格闘技に情熱をかける少女であることを知らしめている。
一方ヴィヴィオ視点では、斬撃対策の防御法を身につけるまでの努力を描いており、さらに強くなった印象を与えている。ミウラの切り札を防いだことで、今後の試合展開を左右することになるからだ。
ヴィヴィオとミウラ、それぞれの思惑が交差する試合展開であった。
ミウラの攻撃に対し、後手でカウンターを繰り出すヴィヴィオ。攻撃を受けても怯まず前に出て当てにいくミウラ。
ヴィヴィオの攻撃がミウラの顔面を捉えているに対し、ミウラがヒットさせたのはボディ打ちのみで後はガードされている。
ヴィヴィオの技
第1ラウンド
顔面に右ストレート(ダメージ350)
右ガード上からの左ストレート(ダメージ280)
顔面に右ストレート(ダメージ1860)
顔面に左ストレート(ダメージ650)※相打ち
ミウラの技
第1ラウンド
左ガード上からの右ストレート(ダメージ380)
右ガード上から左ストレート(ダメージ520)
ボディに左ストレート(ダメージ520)
ボディに左ストレート(ダメージ1280)※相打ち
第2ラウンド
両腕でガードした上から抜剣 飛燕(ダメージ2650)
ヴィヴィオとミウラの試合を空戦で例えるフェイト。高火力型といえばなのはタイプ、高機動型といえばフェイトタイプでもありますね。なのはは防御も上手かったですが、ミウラはまだ防御技術が高くない為、攻撃に耐えて反撃する戦法をとっている。
<ミウラの狙いは?>
ヴィータの指示でもあるボディ打ち作戦。“クラッシュエミュレート”を引き起こす事はなく、すぐさま状況不利になることはなさそうなのだが、気になるのがボディ蓄積ダメージだ。ミウラはヴィヴィオに対しボディ蓄積ダメージを与え続けているといってもよい。ボディ蓄積ダメージが溜まるとどうなるのか? 「Memory;27」でのハリーvsエルスの試合で、ボディ蓄積ダメージが87%になったエルスは“”インターバルでの回復がもう無理”な事を言っていた。
短期決戦ではなく、4ラウンド使っての長期戦狙いなのか? 後になればなるほど、じわじわと効いてきそうなダメージである。
<セイクリッド・ディフェンダーとクリス>
「Memory;19」で、シャンテに指摘された防御の欠点を補い、クリスのサポート機能をフルに活用した防御技であつた。 「Memory;20」で、なのはに相談していたクルスであったが、ヴィヴィオを守る為にできることを考えた結果なのだろう。セイクリッド・ディフェンダーは、タイミングが全ての技である。ヴィヴィオとの精練されたコンビネーションプレイでもあるのだ。ヴィヴィオは魔力を集中するタイミングをクリスに託していたものと思われる。互いの信頼関係があって初めて完成する技なのだ。
<ミウラの対魔法戦は?>
格闘戦から魔法戦を仕掛けるヴィヴィオに対し、ミウラはどのような対策を講じるのか? ヴィヴィオ対策でヴィータらは何かしらの策を考えたはずである。アインハルトの「旋衝破」のような技を教えているのか? 「ソニックシューター ファントムシフト」をどう切り抜けるのか、次話の見所でもある。

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