スイートプリキュア♪ 第４７話感想～究極の神回！ 最後の変身、届け、希望の組曲！！～

タイトル「ピカーン！みんなで奏でる希望の組曲ニャ！」

ノイズは人間達の悲しみから生まれた存在だった。
ノイズの悲しみを知った響が出した答えは、戦うことではなくて共に悲しみを分かち合うこと。
ノイズは悲しみから生まれた存在でありながら、自分自身が悲しみの感情を抱いていることを認めなかったのですが、シリーズ終盤になって響が一回りも二回りも大きくなりましたね。
敵として戦ってきたバスドラ、バリトンらを仲間として迎えた頃から響の心には争い続けることよりも、音楽を通じて共に喜び笑い合える仲間になることを望んでいるような気がしてます。

そして、天然お気楽キャラのハミィがここにきての一大決心！　ハミィの歌ってこんなに綺麗で心温まるものだったんですね。

ノイズを倒すための戦いではなくて、ノイズを助ける為の戦い！　これがプリキュアが出した答えでした。
悲しみを乗り越えて、また悲しみが生まれても、乗り越えるごとに前に進むんでいく…
エレン、アコ、奏、響達のこれまでのストーリーは、一歩ずつ乗り越えてきて深まる友情、分かり合える心、本当の気持ちと向き合う勇気を仲間と共に培ってきたのですね。
涙は悲しい時だけのものではなく、嬉しい時にも流す涙があることをノイズは知らなかった。

スイートプリキュア集大成となる名言きたーーーー！

みんなそれぞれ自分だけの音楽を持っているの。色んな人がいて、色んな音楽があって、喜んだり、悲しんだり、きっとそうやってみんな繋がってこの世界はできている。この世界が、一つの組曲なの

ノイズ、あなたもその一部。だから、私たちはあなたを消すことなんてできない！

心の繋がりを幸せをくれる

あなたも笑顔になれば

誰だって必ず笑顔になれる

笑顔と悲しみが一つになって生まれる奇跡……
悲しみからあなたが生まれたように、喜びや笑顔からこの力は生まれた。それはあなたと一緒に悲しみを乗り越える為。その為にプリキュアの力はある。だから、今こそあなたに届けましょう、希望のシンフォニー

小技から必殺技、そして新技目白押しのプリキュアにファンネル攻撃もできるノイズ、そして再び誕生するクレッシェンドトーン、もう何が起こっても驚きません（笑）。

プリキュアとノイズが一つになる…そう、これがようやくたどり着いた答えなのですね。ノイズに届いたプリキュア達の想い、悲しみしか知らなかったノイズが喜びを知ったことは、ノイズの笑顔から察しがつきます。だからといって悲しみが消えたのではないですよね。喜びも悲しみも共にある。そして、悲しみは１人で背負うものではなく、みんなで背負って乗り越えていくものであること。ノイズは世界中の人々の悲しみを１人で背負ってしまった。
けれどもう１人ではなくなったのですね。プリキュアがそれを教えてくれたのです。

シリーズ全てが今この瞬間に繋がっていく壮大なオーケストラを視聴者は観客となって見続けてきたのですね。
この感動と高揚感はプリキュアだからこそ味わえる至高の音楽でした。

もうハッピーエンドしかないでしょうが、それぞれの未来がどのように描かれるか楽しみですね。

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