Fate/Zero 第８話 「魔術師殺し」～アイリを救った切嗣の想い～

作　　　 画：９（可憐なヒロインのアイリ）
ストーリー：６（ケイネス敗れる！）
アクション：８（アイリの錬金術が華麗に舞う）
萌　　　 え：６（切嗣の為に戦うヒロイン組の固い絆に）

タイトル表記のタイム －１３０：２７：４０
第７話終了タイム　 　 －１３０：４１：５１

約１４分の死闘が繰り広げられている。
キャスター討伐の場に馳せ参じたマスターは、ケイネスと綺礼のみ。アーチャー陣営の時臣は、綺礼の報告を待っての出陣であった可能性が高い。ライダー陣営のウェイバー君は……何してたんだろう（笑）。
バーサーカー陣営の雁夜に至っては音沙汰なしで現れる気配すらなかった。

切嗣の異名である魔術師殺しの戦いが描かれたわけだが、現代兵器と魔術を組み合わせ、ケイネスを策にはめるまでの駆け引きが最大の見所であったのだろう。しかしながら、もう一人の「魔術師殺し」である綺礼に見所を奪われた展開であった。アイリ&舞弥vs綺礼の戦闘パートでの心理描写の方が詳しく語られており、綺礼の冷徹な強さが強く印象に残るからだ。

アイリの回想から、切嗣がアイリの身を案じて聖剣の鞘を託していたことが分かる。アイリのそばにセイバーがいることで、彼女の身は安全であると判断したのである。

ケイネスに重傷をおわせた切嗣であるが、ランサーを相手に戦うことは避けている。令呪を用いてまで、セイバーにケイネスを殺すことを命じなかったのは、ケイネスが再起不能になったことを確信したからであろう。

セイバーがどっちつかずで活躍の場を逃しているのだが、切嗣と意思疎通ができていないことが原因にあるようにも思える。今回は、アイリ&舞弥の判断で綺礼の足止めを図ったことによる結果であるのだが、切嗣を第一に考えるアイリの想いと切嗣を軽蔑するセイバーの思いがズレていると敗北しかねない危なさがみえたセイバー陣営であった。

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