
サイネリアの聖羅夢です。コミック「魔法少女リリカルなのはViVid 第4巻」の見どころチェックも残り2話となりました。最後までお付き合いくださいませ~。
第21話「選考会!」より
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
一から1への表記変更。6組の表示が数字であることと、別カットの台詞で数字表記していることの矛盾を解決する為に、漢字から数字の表示に直したものと思われる。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
まだ名前のないイケメン執事。ハリーの仲間3人には、ルカ・ミア・リンダの名前があるのですけどね(苦笑)。第17話「参加申請!」にてヴィクトーリアが執事のことを“エドガー”と読んでましたので訂正します。ここも台詞表記の改行訂正です。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
オットーの台詞に注目! “陛下と”で改行して3行に訂正している。これは、ヴィヴィオを敬っていることを強調させる為に、陛下とその他とで区別させたものと思われる。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
ヴィヴィオの台詞が改行されて行数が増えております。これは連載版の仕上がりサイズの一部を断ち切って単行本サイズに製本している為、本来の文字位置ではページに入りきらなかったものと思われます。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
ミウラのテンパっている状態を表すのに改行は必要ないとの判断がでたのでしょう。編集者さんチェックが厳しいです。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
皆さん気付きましたか? ティオに注目してみて下さい。たとえ縞柄線一本だろうと、ヒゲの一本だろうとミスは見逃せない! このこだわりが藤真さんのなせる業なんです! …たぶん、そうだと信じていますよ(笑)。
第22話「トップファイター!」より
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
4から四への変更。同じ意味ですが、表記の仕方に統一性をもたせることで作品のクオリティが上がります。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
ノーヴェの台詞表記が改行されてます。しかし、“っ”を一番上に記すのは見栄えしないと思うのですが…
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
あえて“前から”で改行したことに意味があるのでしょうね。ジークについてのキャラクターがまだ明らかにされていない中、ヴィクトーリアとは旧知の仲であるような意味合いの会話をしていることを強調させているようです。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
ハリー・エルスらの台詞表記が改行訂正されております。行数のバランスを整える為の訂正なのでしょうね。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
“クシャ…”表示が書き加えられております! お世話焼きのお姉さんタイプだったヴィクトーリア。ジークを可愛がる様子がよく伝わります。
〈コンプエース連載版〉
〈単行本〉
ルーテシアの台詞が訂正! これは前カットで“あれはなかなか珍しい”の台詞を既に言っているので、同じ台詞の表記を省いたのでしょう。
原作者 都築真紀さんのあとがきページも隠れチェックポイントです。背景に使用された文字は、各話のシナリオになるのでしょうね。これを見て、藤真さんは原稿作業に入っているものと思われます。都築さんの文章から構図、表情、コマ割を考え漫画にされている藤真さん。優秀なアシスタントの作業協力もあってのことでしょうが、スピーディーに仕上げているのは流石です。
サイネリアブログではあえて紹介しませんが、「魔法少女リリカルなのはViVid」第4巻限定版特典の「ねんどろいどぷち」、小冊子の「キャラクター・ファイルVol.2」、「描きおろしスペシャルカバー」もおすすめポイントですよ♪
コンプエース連載版から訂正された箇所をまとめてきましたが、漫画にとって文字の表示がいかに重要であるかを教えられました。イラストをより活かすために文章の視覚効果もあるということ。編集者によるチェックだと思うのですが、作品をより良いものにと想う気持ちが仕事に表れていることを感じながら、本作品を楽しんで頂ければと思います。
★魔法少女リリカルなのはViVid第4巻の見どころチェック ~訂正検証コーナー~Part1はこちら★
https://hiziriramu.seesaa.net/article/201109article_9.html
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