魔法少女リリカルなのはViVid第25話~勝者の笑顔~

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祝♪ 連載2周年!
藤真先生おめでとうございます♪ そしてこれからも頑張ってください!
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思えばこのコンプエース2009年6月号からが始まりなんですね~……と、感慨深くなったところで、サイネリアの聖羅夢です。ただ今全力全開で「魔法少女リリカルなのはViVid」を応援中! この勢いのままコミックマーケット80では、ViVid同人誌出しちゃいます(笑)

それでは第25話の考察・批評・解説コーナーはじまります。
タイトル:Memory;25☆「星の剣!」

【登場人物】27名…多すぎ!
高町ヴィヴィオ アインハルト・ストラトス リオ・ウェズリー コロナ・ティミル
高町なのは  フェイト・T・ハラオウン ノーヴェ・ナカジマ  ディエチ・ナカジマ ディード
ミウラ・リナルディ  ミカヤ・シェベル  ヴィータ  ザフィーラ  八神はやて  シャマル
ジークリンデ・エレミア  ハリー・トライベッカ+舎弟3人(リンダ・ルカ・ミア)  
シャンテ・アピニオン セイン シャッハ
ルーテシア・アルピーノ キャロ・ル・ルシエ エリオ・モンディアル
ファビア・クロゼルグ
ヴィクトーリア・ダールグリュン

タイトル「星の剣!」はミウラの技を意味している。それはミウラが自分の意志で進む道を歩んでいくための想いの力でもあった。己を鍛え続けライバルに勝つ闘志に燃えるミカヤもまた、負けない想いではミウラに劣らなかった。
では今回の勝敗はどこにあったのであろうか?

<ミカヤの敗因考察>
ミウラの切り札である抜剣技「飛燕」を自身の渾身の技である「天月・霞」で斬り返したことで、ミウラの力量を見誤ったのでないだろうか。次打の一撃で確実に勝利できると読んでしまったのだ。アスリートとしての経験がそうさせたといってもいい。ミウラの二撃目は、一撃目と同じに見えるのものの、威力が増しておりミカヤは斬り返すことができなかった。晴嵐を弾かれたことで大ダメージを負い、返し技を出す間もなくミウラの渾身の一撃を浴びることとなったのである。

<ダメージ対比>
前話でミカヤが放った「水月・二連」の二連撃…斬撃防御を固めていたとはいえ、ミウラに与えたダメージは10350。
ミウラの一閃必墜技「抜剣・星煌刃」…装甲の薄いミカヤに対して23450ダメージ。
元々ライフポイントは12000であったことから、一撃で勝利できるダメージ数であり、その威力の大きさを物語っている。

<ミカヤvsハリーの初対戦は三年前>
2人の対戦は3年前のインターミドル。ハリーの参加履歴が3回であったことから、初めて参加した大会で対戦したミカヤに秒殺KO負けしたことになる。

<ジークリンデ・エレミアが見据える対戦相手>
ジークの“ちょっと気になる子”として見つめる先にいるのは……アインハルト。
互いに勝ち進めば4回戦であたることになる。アインハルトの戦いぶりに“何か”を感じたのであろう。

★戦歴による個人能力差★
<累計被ダメージの比較>
シャンテ 6450
ルーテシア 5600
ファビア 0
ヴィクトーリア 0
リオ 6200
コロナ 7950
ヴィヴィオ 2200
アインハルト 1850

●ダメージ0のファビアとヴィクトーリアについて●
ヴィクトーリアは試合開始25秒で勝利しており、魔力付与槍撃による一撃で相手をKOしている。対戦者は攻撃をする間もなかったことから、ノーダメージであったのだ。
ファビアは2回戦を戦いダメージを一切受けていない。対戦相手に全く攻撃をさせていないのだ。“失せよ光明”がどんな技なのか不明だが、TKO勝ちであったことから、対戦者は試合続行が不可能な状態に陥ったと推測される。

●被ダメージの多いシャンテとコロナ●
余裕を見せての勝利であったシャンテだが、毎試合ダメージを受けていることが分かる。お得意の“すんごい迅さ”を使っていないことから、ある程度のダメージを受けても勝てる試合運びをしていたものと思われる。
コロナの防御はゴーレムに頼ることになる為、かわし切れずに受けるダメージがあるようだ。

●レベルアップしたアインハルト●
Memory;15では(仮)の技であった「覇王空破断」を完成させた技として使用している。掌で放つ仕草は同じであるが、遠距離ではなく接近戦の拳打技として使用している。アンチェイン・ナックルを極めたことによる応用技であるといってよい。ファビアとヴィクトーリアに続いて累計被ダメージが少ないことから、防御面でもレベルアップしたものと思われる。

<今話で判明した組み合わせ一覧>
次回第3試合
【1組】
アインハルト・ストラトスvsコロナ・ティミル  
              
           勝者vsジークリンデ・エレミア ・
【4組】 
高町ヴィヴィオvsミウラ・リナルディ 

【5組】
エルス・タスミンvsハリー・トライベッカ
          
       勝者vsリオ・ウェズリー  

【6組】
ヴィクトーリア・ダールグリュン  
シャンテ・アピニオン

【10組】
ルーテシア・アルピーノ 
ファビア・クロゼルグ


ミウラとミカヤの試合のみならず、簡潔ではあるが他のヒロインらの試合も描き、スピーディーなストーリー展開で地区予選を描いている。いよいよチームナカジマがメインとなる試合となるわけだが、アインハルトとコロナとの初対決ではどちらかが敗者となるわけであり、手加減・遠慮無用の真剣勝負が果たしてできるのかどうか、お互いの精神面での成長を描いて欲しいものである。
練習時からアインハルトやヴィヴィオらが一度も勝てなかったミカヤが敗者となったわけだが、勝者の笑顔とは裏腹にミカヤの表情は描かれていない。悔し顔のミカヤは涙を流していたかもしれない…その暗い表情からジークもハリーも声をかけることができない程であったのだ。
ヴィヴィオ達もまた勝者の笑顔で描かれている。けれど、負けた時にどう思い、更なるステップアップをするのかも必要な事なのである。熱いバトルと勝負の後とは上手く描いてくれることを期待する。

サイネリア発行「魔法少女リリカルなのはViVid5 笑顔の笑顔」より
【扉絵・煽り文】凜として威風堂々 天瞳流 抜刀居合剣士 ミカヤ・シェベル-!!
【あらすじ】
 ミウラの切り札である「抜剣」に対し、抜刀居合で斬り伏せようとするミカヤ。互いに磨き上げてきた技と技が激突する! 「抜剣・飛燕」を「天月・霞」で弾くミカヤ。拮抗する両者の技でミウラのLIFEポイントは残り300となる。勝利目前のミカヤであったが、ミウラ渾身の「抜剣」がミカヤの居合刀を斬り砕き、「抜剣・星煌刃」の前に敗れる。
 一方、第2会場ではシャンテとルーテシアが二回戦を勝利! 第1会場のヴィヴィオ、アインハルト、リオ、コロナ、ミウラらも快進撃で三回戦進出を決めるのだった。《聖羅夢》

【解説】
本話のタイトル「星の剣!」はミウラの「抜剣」を示している。それは、ミウラが自身の不器用さに悩み、何の可能性も見出せず迷っていた中で、八神家から受け取った勇気と誇りの力であり、見出せなかった道を自分の意志で歩んでいく為の力でもあった。
想いの力で勝利したミウラであるが、勝者の笑顔とは裏腹に試合終了後のミカヤの表情は描かれていない。己を鍛え続けライバルに勝つ闘志に燃えるミカヤもまた、負けない想いではミウラに劣ってはいなかった。その顔は悔し顔で涙を流していたかもしれない……ジークリンデとハリーが声をかけることができなかったことからも、ミカヤが沈んだ表情であったことを物語っている。二人共、慰めの言葉は不要であることを理解しているのだ。試合に勝利したヴィヴィオ達もまた勝者の笑顔で描かれている。三回戦からは、主格キャラクター達との対戦になるわけだが、敗者となるキャラ達の顔をどのように描くのかも注目したい所である。

《ミカヤの敗因考察》
ミウラの切り札である「抜剣・飛燕」を「天月・霞」で斬り返したことで、「抜剣」の威力を同等のものと見誤ったのでないだろうか。ミウラの残りLIFEから計算して、相打ちでも勝利できるという憶測が、ミカヤに隙を作らせたてしまった。LIFEポイントを計算して戦うアスリートとしての経験がそうさせたといってもいい。二度目の「抜剣」は、一撃目と同じスタイルの蹴り技であったにも関らず、ミカヤは斬り返すことがでず「晴嵐」を砕かれる想定外の結果となってしまった。
 デバイスの防御力差を比較すると、ミカヤの「水月・二連」は斬撃防御を固めていたミウラに10350ダメージを与えたものの、ミウラの「抜剣・星煌刃」は装甲の薄いミカヤに対し23450ダメージを与えている。試合開始時の規程LIFEポイントが12000であることから、決まれば一撃で勝利できるダメージ力であった。防御を「晴嵐」の間合いでカバーしていたミカヤは、ミウラに接近戦を許してはいけなかったのだ。

《ミカヤと対戦経験のあるハリーとジークリンデ》
ハリーがミカヤと初対戦したのは3年前のインターミドルであった。ハリーの参加履歴が3回であったことから、初めて参加した大会でミカヤに秒殺KO負けしたことになる。ジークリンデは、過去の大会でミカヤに勝利しているが、完膚なきまでに痛めつけたかのような描写であり、負い目を感じているような素振であった。そのジークリンデが“気になる子”とは……アインハルト! 既に三回戦を勝ち抜く事を予測しており、対戦相手として見据えている。

★累計被ダメージ表★
ファビア      0(1R1分45秒) ヴィクトーリア    0(1R0分25秒)
アインハルト 1850(1R0分58秒) ヴィヴィオ   2200(1R2分25秒)
ルーテシア  5600(2R2分07秒) リオ      6200(3R3分15秒)
シャンテ   6450(2R1分15秒) コロナ     7950(2R2分24秒)

《累計被ダメージによる防御力考察》
ダメージ0のファビアとヴィクトーリアについてだが、ヴィクトーリアは試合開始25秒でKO勝利しており、対戦者は攻撃を当てる間もなくほぼ一撃で沈んだことを物語っている。
ファビアがダメージを一切受けていないのは、「Memory;22」で対戦相手が戦意喪失したことからも、全く攻撃をさせないまま勝利したことが分かる。
攻撃を受けたものの強打の打撃力で秒殺勝利したアインハルトと、カウンター狙いで対戦相手の直撃を避けていたヴィヴィオは、1Rで試合を決めていたこともあり被ダメージが少ない。    余裕の勝利であったシャンテだが、被ダメージは多い。バリアジャケットが無傷であったことから、大ダメージは受けずに小ダメージを受け続けたものと思われる。
一番被ダメージが多いコロナだが、ゴーレムによる攻防が主なだけに、コロナ自身の防御力は弱いという弱点があるようだ。リオは3Rかけての勝利であるが、毎Rダメージを受けながらも力負けせず試合をしていたものと推測する。

《いよいよ正念場!》
ミウラとミカヤの試合のみならず、簡潔ではあるが主要キャラ達の予選試合も消化しており、スピーディーなストーリー展開で地区予選を描いている。予選三回戦からは、レギュラーキャラ同士の試合で内容の濃い試合運びが期待できる。まずはアインハルトとコロナの試合だが、どちらかが敗者となるわけであり、両者とも手加減・遠慮無用の真剣勝負が果たしてできるのかどうか、お互いの精神面でも成長の過程を描いて欲しいものである。《聖羅夢》

★本話で決定したインターミドルチャンピオンシップ エリートクラス地区予選対戦表★
【予選1組 三回戦】
アインハルト・ストラトスvsコロナ・ティミル
【予選4組 三回戦】
高町ヴィヴィオvsミウラ・リナルディ
【予選5組 プライムマッチ】
エルス・タスミンvsハリー・トライベッカ → 勝者vsリオ・ウェズリー

【一言&重箱の隅つつき】
 DSAA公式リングでも、ダメージによる脱衣システムを採用している(笑)。大勢の観客の前で、着衣(防護服)が破れていくことに羞恥心はないのだろうか? 女子だけの試合でありながら、審判が男性だけなのは役得か!? 危険行為等があった場合、審判も相当な実力者でないと、エリートクラスの選手は止められないだろうな。《聖羅夢》

【最終ページ・煽り文】次号……同チーム内対決にアインハルトとコロナは!?



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Excerpt: 【タイトル】Memory;09「インターミドル・チャンピオンシップ」
Weblog: サイネリア~わたしのひとりごと~
Tracked: 2015-06-01 23:40