デューンとの対決をAパートでまとめ、Bパートでその後のつぼみ達を丁寧に描いたことで、より物語が感慨深くなった。クモジャキーとコブラージャの本来の意識が戻り、元の人間として生活している様をしっかりとフォローしたのだが、サバーク博士は帰らぬ人となってしまった。ゆりの母親は夫の死をどう受け入れたのか? 母を支えていこうとするゆりの心境がどうだったのかが気になる。また、番くんとななみはその後どうなったの!?
デューンの真の姿……怪物のーになって醜い姿を曝さなくて良かった。巨大な憎しみの塊がデューンを創りだしたのだろう。かつて薫子はひとりであの敵と戦い、勝利したのですから相当な実力者であったことを思い知らされます。
どんなに困難な状況でも、えりか節は健在でした! 彼女はムードメーカーとして最も輝いていたキャラクターですね。
みんなで力を合わせて引き出した無限の力と愛。ハートキャッチプリキュアの究極バージョンとなる『ハートキャッチプリキュア・無限シルエット』。
最後の技が「拳パーンチ!」だったのには、つぼみのネーミングのセンスの変わらなさを感じましたが、力で倒すのではなく、愛と優しさをもってデューンと戦い抜いたことに、今作品のテーマを貫いたシリーズであったことを印象付ける。
こころの大樹の妖精はいつまでもつぼみ達と共に……コッペ様が薫子のそばに居続けていることから、シプレ達とお別れすることはなくホッとしました。
プリキュアとしての使命から、自分自身の夢に向って精一杯がんばる未来へ。
人々がいずれ忘れていくだろうプリキュアの存在を危惧するつぼみ。けれど最後の最後に描かれたつぼみにそっくりな愛らしい少女……成長したつぼみの妹のふたばは、プリキュアがいたことをこころに刻んでいるようでした。
プリキュアは不滅! そのような強いメッセージが伝わりました。
シリーズを通して、3人目の仲間、ゆりの復活と、仲間が増えていく過程をじっくりと描き、伏線伸ばしを感じましたが、プリキュアによって救われた人々を後話でもしっかりとストーリーに絡め、キャラをより掘り下げたことはとても評価できる。キャスト萌え要素もあり、とても満足できる作品でもありました。
すばらしいプリキュア作品をありがとうございました。
この記事へのコメント