太郎のキャラが際立っており、嵐子にとって太郎がかけがえのない存在(主従関係!?)となった1話でもある。
タイトルの“君”は嵐子のこと。“ドッグファイト”は、嵐子の犬的存在である太郎が闘うことを意味していた。
■新キャラ間宮由美と美緒■
共に嵐子の親友であり男性恐怖症を治してあげたいとしている。
美緒は、男性を避けるのではなく一緒にいる環境に慣れていく方法。その相手に相応しいのが太郎であると認識している。
由美は、男性と距離を離して不安分子のない環境にいる方法。嵐子の傍にいて守る役目を買って出ている。
美緒が太郎の変態体質を治療するシーンにおいては、毎度違うコスプレを披露。
美緒と由美との対決は……由美の間宮流マッサージ術に完敗。
■嵐子と太郎■
吉岡の暴力に対する恐怖に苛む嵐子は、全ての人との関わりを拒絶していた。
太郎が嵐子の壁をくぐりぬけたのは、“人”ではなくて、嵐子のシモベである“イヌ”として接したから。これは太郎にしかできない役目であった。
嵐子「そっか、あんたはドMの変態さんだもんね。女の子に殴られても殴りたいなんて思わないよね」
太郎「そうだよ、俺は殴られる方専門なんだ」
この台詞から、嵐子は太郎に対して男性恐怖症を抱くことはなくなったことが分かる。太郎に触れて無意識に殴ることがあっても、太郎は絶対嵐子を殴ることはないと確信したからだ。
余談であるが、『WORKING!!』のまひるも太郎なら男性恐怖症を治していくことができそうですね(笑)。
太郎が見たかったのは嵐子の笑顔。嵐子の笑顔を取り戻した太郎がすごく主人公している(苦笑)。
■嵐子にとって太郎は……■
建前は太郎の飼い主。でもこれから先は……ってところで、2人が恋路になるのを阻止するべく転校してきた由美。
美緒は嵐子の事を太郎に託しており、二人の仲をとりもつだろうが、由美の存在が2人にとってどうなっていくのか今後も楽しみな作品です。
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