けいおん!! 第１１話批評・解説

【タイトル】「暑い！」
作　　　画 ：７（紬が生き生きして輝いている）
ストーリー ：６（トンちゃん絡みで広がるオリジナル展開）
演　　　出 ：６（前話で精神的に成長した唯が再びぐだぐだに）
軽　音　楽：８（軽音部の部室で起きている日常話）
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【紬の好奇心】
唯が紬の好奇心を掻き立てており、これまで経験したことのない事に対して積極的に実行している。
やっていることは同じでも、経験から学んでいることは紬の方がおおいのである。
唯の成長をメインに描いている中で、紬が関っている事柄も多く一番の成長株である。

【コミック一話分のストーリー】
暑い夏をテーマに、軽音部の部活動の様を丁寧に描いた訳だが、オチ担当の唯と律。突っ込みの澪と梓。両属性の紬といった立ち位置の割り振りが固定化されており、各キャラごとにスポットがあてられ順番ごとに見せている印象を受ける。部室という狭い空間内で、暑さを表現する演出はされているものの、娯楽性を求める面白さよりは、これが軽音部の日常であることを観せている。

【唯と梓】
唯から頬擦りされても以前のように強い拒否態度を示さなくなったあずにゃん。何度注意しても無駄とあきらめているのか？　それともまんざらではなくったのか？　憧れは澪であっても、放っておけず何かと気にしてしまうのは唯の方なのですね。

【律の大雑把さは変わらず】
部長としての役務については、第１期から変わらず雑なままであった。律が自ら変わろうとしている描写がないだけに、将来について卒業後の進路をどうするのか、まだ結論を出していなさそうである。

【和のさりげない気遣い】
和なら部長会議に出席していない律に代わりに連絡事項を澪に伝える気配りをしてそうであるのだが……。
期末試験中に居眠りをしそうになった唯を起こそうとしたり、軽音部の部室へクーラーを設置させる為に予算の無駄を“事業仕分け”したりと、ギリギリのところで助けようとしていた。

【夏の練習はどうなる!?】
結局クーラーを買っても使用頻度は程ほどになりそうな軽音部。
練習に身が入らないのは変わらず……になるのだろうか？　その為に次話の合宿に繋げる伏線としてのストーリーとも考えられるのだが……唯がいつも以上に唯らしい一話であった。

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