ESメンバー:アスクール
ESメンバー:ク・フィーユ
ESメンバー:ディア
GTO局長:イヴェール
秘書:ゾマ
喫茶室長:ミ・ヌゥルーズ
ESメンバー見習い:リトゥーシャ
ESメンバー見習い:パウーク
喫茶室常連:サングラス男達
【あらすじ】
巨大人型兵器マイネ・シュヴェスターに立ち向かうアスクール達。
ク・フィーユとアスクールの連携攻撃で、コクピットの障壁を破壊。ディアのキスでパワーアップしたリトゥーシャが、パウークを助け出し巨大人型兵器を破壊するのだった……と、いう事がかつてあったと解説するク・フィーユ。リトゥーシャとパウークは、ESメンバー見習いとして、喫茶室のウェイトレスをすることとなる。
時は、星歴0380年。GTO本局内喫茶室「Touch&Go!」では、本日も平和な一時を過ごす来客で賑わっているのだった。
【解説・批評】
リトゥーシャ物語でもあった『キディ・ガーランドぴゅあ』。
アスクール&ク・フィーユとの出会いから、対決、共闘、そして仲間へと転換していく心情が描かれている。TVシリーズ終盤での経緯を全て省いたことで、リトゥーシャが導いたノーヴルズ達のその後や、生き残った他のGソサエティらのその後については一切触れておらず、読者の想像に委ねている。
前・中・後編と描かれてきたプリンス・&プリンス編は、ク・フィーユの回想シーンの描写であった。エクレール&リュミエールも描かれており、TVシリーズ最終話からどれだけの時が過ぎた頃なのかは不明。リトゥーシャとパウークがESメンバーになろうとした気持ちの変化は何だったのか? 特殊能力保持者としてスカウトされたのか、ノーヴルズの生活保障を条件とした取引があったのかは不明であるが、ク・フィーユ以上のツンデレキャラとして、皆に愛される存在となっていることは喜ばしい。
ミ・ヌゥルーズが女装の姿のまま喫茶室長をしているのも、本来は重要な意図があってのことなのであろうが、遂に明らかにされないままであった。
サングラス男達は、ボディーガードからリトゥーシャ親衛隊となったのであろうか(笑)。
毎日変わる制服で有名なGTO喫茶室「Touch&Go!」に通い詰のようであるが、毎日リトゥーシャのウェイトレス姿を撮影しているのであろう。
“ぴゅあ”をテーマとした作風で最後まで描きハッピーエンドとした締め括りには安心させられる。TVシリーズとの辻褄合わせをフォローするまでには至らなかったのだが、リトゥーシャの純潔さが印象的であった物語なだけに、正ヒロインの1人として、アスクールやク・フィーユ以上の存在感を示したことは評価したい。
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