【主な登場人物】
准ESメンバー:アスクール
准ESメンバー:ク・フィーユ
准ESメンバー:ディア
タマ
ESメンバー:トゥイードゥルディ
ESメンバー:トゥイードゥルダム
ESメンバー:アンオウ
ESメンバー:エイオウ
ESメンバー:エクレール
ESメンバー:リュミエール
GTO局長:イヴェール
秘書:ゾマ
シャドウワーカー:リトゥーシャ
シャドウワーカー:パウーク
シャドウワーカー:トーチ
シャドウワーカー:シェイド
Gソサエティ総帥:ガクトエル
記憶が蘇ったク・フィーユは、ガクトエルの妹であった時の記憶も覚えていた。
その上でガクトエルを崇拝してきた気持ちが偽りであったことを理解している。
同じ能力でも能力者の力の差で効果の違いが生じるようである。ク・フィーユの能力効果を打ち消したガクトエルであるが、ク・フィーユはガクトエルの能力に抵抗できなかったからだ。ディアの特殊能力《エイ・キュア》よってガクエルの能力効果を打ち消したことから、力の差を補えば対抗できるはずである。
ガクトエルにとってク・フィーユはリーゼロッテを手に入れる為の道具でしかなかった。道具を使うための便宜として、心を騙し操っていたのである。
リュビスがク・フィーユを憎めなかったのは、彼女との間に仲間意識が芽生えていたからであった。前話でリトゥーシャとパウークがアスクールに同情したように、リュビスも思いやる優しさをもっていたのである。
ガクトエルがアスクールに強いるのは強要であって協調ではなかった。皮肉にもアスクールを思いとどまらせたのはリトゥーシャの祖母に対する想いであったのだ。ガクトエルはかつてのアルフリートとリーゼロッテの関係に戻りたいのではなく、銀河の滅亡という野望を果したいだけであった。リトゥーシャとパウークが完全にガクトエルと進む道が違うことが明らかになったことで、敵対関係が解消したことは喜ばしい。
一方でリュビスとサフィルのコンビ解消となったわけだが、サフィルの復讐心はガクトエルと同等のものであった。ガクトエルと共に選ばれた者として生き残ることを信じているのだ。ガクトエルにとって必要とされているから、ク・フィーユのように捨てられる事はないと確信しているのであろう。ガクトエルがパートナーのリュビス以上の存在である為、リュビスと共に歩めなくなったのだ。そして、ガクトエルのやり方に賛同できなくなったリュビスはサフィルを止めることができなかった。固い絆で結ばれたパートナーであったのだが、心がバラバラになってしまっている。
流れ始めた時間……それはエクレールとリュミエールの止まった時間が流れ始めたことも意味している。2人は爆発を抑えるのに精一杯で、ガクトエルらと戦う余力はないだろう。銀河を救うカギを握るのはアスクールとク・フィーユになりそうだ。
半人前コンビが銀河を救うなんてたいそうな事だと思ってましたが、ここにきて急成長をみせている2人に期待です。
この記事へのコメント
秘密です
あの時もTV版から根底にあるテーマは引き継いだものの作風がコメディタッチからシリアス寄りになったせいで不満の声が多少出てました。それでも「ナデシコ」の場合はルリ人気があったおかげでマシでしたが、今回は全く新しい主人公(中の人も無名新人)なのが痛かった気がします。
もう一つこれは私の勝手な想像(妄想)ですが、平野さんや桑谷さん達「グレイト組」は『キディ』という作品にかなりの思い入れがある印象を受けていたので、そこら辺が「新規参入組」と作品に対する温度差が出てしまった部分があったのかもしれません。
秘密です
聖羅夢
ネットラジオ『キディ・ガーランド』GTO喫茶室「タッチ&ゴー」に出演されている内田さん、合田さん、白石さんらによる作品の感想からは、グレイド時代からガーランド時代に変わったのだなという印象を受けますね。
平野さんがグレイドで育ってハルヒで爆発(笑)したように、合田さん内田さんらが将来大活躍する時には、ガーランドでの経験があってのこととして、本作品の評価も新たに認識されると信じています。