【主な登場人物】
准ESメンバー:アスクール
准ESメンバー:ク・フィーユ
准ESメンバー:ディア
タマ
GTO局長 :イヴェール
秘書 :ゾマ
GTO受付嬢 :アリサ
GTO受付嬢 :ベル
喫茶室長 :ミ・ヌゥルーズ
シャドウワーカー:トーチ
シャドウワーカー:シェイド
Gソサエティ総帥:ガクトエル
【アスクールvsク・フィーユ】
~空間干渉能力vs時間干渉能力~
アスクールの戦い方は瞬間移動で撹乱させることと重力波による砲撃。
ク・フィーユのこれまでの戦い方は小型爆弾と未来予知であったが、対象の時間に干渉する戦い方に変わっている。第16話では、干渉時間の制限と記憶喪失の後遺症がみられたのだが、今話では能力が強化されており、能力の連続使用も可能としている。
精神年齢と実年齢においても互角の勝負! ほっぺの抓り合いが微笑ましい。
【ディアの特殊能力】
ク・フィーユを止めたのはディアであった。GOTT局長エクリプスから受け継いだ能力は《クヴァント》。量子を自在に操る能力で、空間に存在する量子化した粒子を操ることによって空間と時間に干渉したものと思われる。かつてエクリプスは『選択性量子ジャンプ』と『量子再構築』でESメンバー達の不死を担っていたのであった。
アスクールを助けたいと思う意思が引き金となって発動した能力であるが、ディアが心身ともに成長していけば最強のESメンバーとなることであろう。
【トーチとシェイド】
銀河警察所属のESメンバーであったのだが、組織の裏切りにあったところをガクトエルに救われた経緯が明らかにされる。サフィル&リュビスの時といい、利用されてあげく厄介払いとして始末させられる境遇があまりにも似すぎているのだが、なぜガクトエルは事前に情報を知って現場に現れることができたのか? Gソサエティに関る役人が利権に固執している悪人だらけなのも、ガクトエルの正当性を認める演出なのであろうか……。
【総評】
アスクールとク・フィーユのパートナーの「パートナー」対決であるが、記憶操作されたク・フィーユがアスクールと戦いながら無意識のうちに涙を流したことで、記憶が蘇る可能性を残した演出が嬉しい。そして2人の姿から、トーチが自身のパートナーとの絆を確認し、ガクトエルに対して不快感を抱いたことも気にかかる。「パートナー」とは互いに掛け替えのない存在であり、互いを戦わせる行為は、自身にとって耐えがたき行為でもあったからだ。ガクトエルにしてみれば、アスクールのパートナーは自分自身であり、ク・フィーユは本来邪魔な存在なのである。アスクールを確保する為に戦わせることにはなんの躊躇いも感じないのであろう。保護するべき者への情はあっても、そうでない者に対しては容赦なく切り捨てる二面性をガクトエルから感じる。
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