フレッシュプリキュア！ 第４６話はフラグ折れ!? 「サウラーとウエスター 最期の戦い！！」

管理国家ラビリンスへ潜入したプリキュア達。前話で格好良く変身したままの勢いで突き進んで欲しかったのだが、変身を解いても服装の違いで明らかに目立っている（笑）。
タイトルで予告された通り、最期となったサウラーとウエスター。総統メビウスの策はプリキュアを始末する為にサウラーとウエスターを道連れにすることであったが、手際が悪すぎる。先に脱出口をふさいでから、デリートホールを発動するべだったのでは？　
一致団結で戦うのがプリキュアのスタイルであるが、此度は一対一のガチンコ勝負。必殺技なしの格闘戦というアクションであった。

【キュアパッションｖｓウェスター】
因縁のある２人だからこそ、最期の戦いに相応しい組み合わせであった。
ウエスターはキュアパッションを屈服させて仲間に戻したかった。イースとして取り戻せばプリキュアを抹殺する使命としてイースを殺さずにすむからである。ラビリンスの誰よりもイースの事を想っていたウェスター。ドーナツの魅力が彼を少しづつ変えていった可能性もあるのだが、恐るべしドーナツ！　これは次話への伏線となるのですね（笑）。
キュアパッションを助けたシーンであるが、ここは「おまえ達と一緒に食べたらもっと美味いかもって」ではなく、「おまえと一緒に食べたらもっと美味いかも」とはっきり言いなさい!!　
いい雰囲気の２人であったのだが、これでお別れなのは“みんなで幸せ”定義に反するのでは？
プリキュアシリーズ５ＧｏＧｏ！においては、敵であってもブンビーのように生き残る敵もいたのである。最終話で、西　隼人として生まれ変った彼を見てみたいものだが……。

【キュアベリーｖｓサウラー】
サウラーと最期の戦いをすることになったキュアベリー。キュアパッションと共に、長身、美形、知性派キャラとして彼女が最適であるのは言うまでもない。
メビウスの支配の中で生きることが必定であった彼にとって、キュアベリーの思考や生き方は相容れないものであった。メビウスから処分されることを知り、彼の理念が崩れ落ちた時、初めてキュアベリーの考えに理解をしめせるようになったのである。
みんなと一緒に笑い合うことが幸せ……キュアベリーが守ろうとしているのは仲間や家族、町の人々だけではなく、目に映る者全ての笑顔を守ることであった。
サウラーもこのまま存在を消されてしまうのでは後味が悪すぎる。
南　瞬として復活することを願う。

ラストバトルにしては尺が足りず、サウラーとウエスターの改心のみで、未来に繋がる「希望」「幸せ」が見出せない。キュアパッションとキュアベリーの２人が彼らの無事を願うのならば、ここで死なすべきではないキャラクター達である。