その考察・批評・解説です。
タイトル:Memory;08☆「ブランニュー・ステージ」
【登場人物】
高町ヴィヴィオ
アインハルト・ストラトス
高町なのは
フェイト・T・ハラオウン
コロナ・ティミル
リオ・ウェズリー
ノーヴェ・ナカジマ
チンク・ナカジマ
ディエチ・ナカジマ
ウェンディ・ナカジマ
スバル・ナカジマ
ティアナ・ランスター
エリオ・モンディアル
キャロ・ル・ルシエ
ルーテシア・アルピーノ
メガーヌ・アルピーノ
ガリュー
ヴォルツ・スターン
鮮烈なる新展開! 新章スタートとなる第8話は高町家の日常からである。
なのはママとフェイトママが作る朝食焼き立てパン、ハムエッグ、サラダなど。エプロン姿がすっかりお馴染みとなるなのはとフェイトであるが、家族揃って過ごす時間をとても大切にしていることが分かる。
休日の度に高町家へ通うフェイトであるが、本局次元航行部隊に所属していることから、ミッドチルダでの職務は限られた期間だけになるはず。第3話にて、フェイトが“会議”や“臨検”の為に地上本部に赴いていることから、スケジュールの合間になのはとヴィヴィオに会いにいっているのであろう。激務である執務官の仕事から解放されたひと時でもあり、フェイトにとってもなのはにとっても緩やかなで温かい家庭生活を送れることがどんなに幸せなことか、笑顔に満ちたヴィヴィオを見れば一目瞭然である。
【ヴィヴィオとアインハルト】
もっと親しい友達になりたいヴィヴィオに対し、一線を引いて接するアインハルト。感情を隠さず曝け出すヴィヴィオと内に秘めたものを抱く寡黙なアインハルトは、「魔法少女リリカルなのは」でのなのはとフェイトを彷彿する。知り合いになったばかりの2人であるが、ヴィヴィオはたいそうアインハルトを気に入っているようである。格闘技者としての憧れやベルカ諸王時代の関係者同士ということもあり、コロナやリオとは違う、魂で繋がったものを感じているのであろう。アインハルトの恥かしがり屋ぶりは第7話で描かれているのだが、ヴィヴィオに対して好意的であるものの、普段から馴れ合う仲にはまだなれないようである。
【春の大自然旅行ツアー&オフトレーニング】
企画者はなのはとフェイト。家族旅行だけならエリオとキャロらの5人だけでもよいはず。オフトレーニング企画を盛り込んだことで参加者が大幅に増えることになった。子供達は子供達同士で楽しんで欲しい配慮があったのであろう。親友2人の参加と彼女達とも仲の良いノーヴェを引率役に。通販で水着や川遊びセットを購入するノーヴェの茶目っ気が愛らしい。ナンバーズの中では大出世出演となるノーヴェ。アインハルトの参加はノーヴェにしかできない荒方法でもあった。ヴィヴィオからの誘いであったなら丁重にお断りしたであろうアインハルト。思ったことを話し合える仲であるのはさぞかしヴィヴィオが羨むことであろう。
魔導士ランクAAとは、スバル・ティアナ・エリオ・キャロら。オーバーSとはなのはとフェイトらである。
エリオとキャロが参加するということで、スバルとティアナらも訓練休暇をとりスケジュールを合わせることになる。ヴィータやシグナム達の出番がないのが残念であるが、機動六課時代の模擬戦練習が再び行なわれるのだろうか?
アインハルトは格闘技の実力者であるものの、魔法戦となった時の強さがどれだけなのかは未知数である。覇王特有のスキルがあるようにも思えるのだが、それでもなのはやフェイトには及ばないと思えるのは命をかけた実戦経験の差の違いであろうか。独学でアインハルトが覇王流格闘武術を磨いてきたのかは不明であるが、彼女の部屋がトレーニングルーム化していたことから、一人で練習をし続けてきたのであろう。
【ルーテシア鮮烈デビュー】
ルーテシア・アルピーノは「魔法少女リリカルなのはStrikerS」で初登場した召喚魔導師である。「JS事件」後、管理局の保護観察を受けており、当初隔離処分8年の判決が出ていた(再教育の状況により隔離年数は軽減)。現時点で保護観察中かどうかは不明である。年齢はキャロよりも一つ年下であり、性格は大人しく心優しい少女であった。そう、だったのである(笑)。漫画家の藤真氏がコメントした“お茶目度急激アップで登場”したのがルーテシアであり、アニメ視聴者が最も驚いた変貌ぶりでもあった。
第8話のタイトル「ブランニュー・ステージ」を訳すと「真新しい・舞台」。新しい物語が始まる段階を意味しており、新章の第1話である意味として捉えられるが、ルーテシアの真新しい舞台の意味としても解することができる。本作の一年前となる『StrikerSサウンドステージⅩ』では手作りマフィンを作ってアギトをもてなしており、少女らしい一面をみせていた。それから一年の間に一体何があったのか? ルーテシアと交流があるのはアギト、キャロ、エリオ、ヴィヴィオ、ナカジマ家4姉妹や、聖王教会のナンバーズ達であり、保護観察中であったことから、外世界との交流には制限があったはずである。
ヒントは天然温泉での誘惑ポーズ? これがエリオに向けたアピールだとしたら、エリオに対する恋心が、キャロに負けまいとする勝気な少女と変わっていったのであろうか(苦笑)。
今回の企画に参加するのは11人。ホスト役のアルピーノ家を含めると13人。なんと、その中で男性キャラはエリオだけである。羨ましいぜこんちくしょ~! と読者層から抗議されるのも致し方ないが、機動六課時代から強い女性に揉まれてきたエリオである。さてさて、どんなイベントが起きるのであろうか。
【一言&重箱の隅つつき】
ヴィヴィオらの前期試験の結果であるが、ヴィヴィオは5教科で479点(内100点2教科)。リオは452点(100点なし)。コロナは500点(オール100点)であった。しかし、成績順位を示す評価では、リオが235人中3位のSランク。ヴィヴィオが235人中の22位のAランク。コロナが235人中の87位のBランクである。コースによって受けた試験科目が違うのかもしれないが、オール100点のコロナが1位になれないとは……。
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★藤真拓哉先生のツイッターで判明!★
~成績表はPhysicalとMainsubjectsの2つに分けて記載されています。上下で別項目のテストの成績だと考えて下さい~
スバルが話した司令とは、『StrikerSサウンドステージⅩ』で登場したヴォルツ・スターン。ティアナ同様、スバルの性格を理解している人物で、頼れる上司である。
ルーテシアが保護観察中に住んでいたのは第34無人世界「マウクラン」。現在アルピーノ家があるのは無人世界「カルナージ」。無人世界であるから辺境世界には違いないが、引越しがあった?
車を運転するのはフェイト。「魔法少女リリカルなのはStrikerS」では自前の車を披露していた。所持資格で普通自動車免許をもっているのはフェイトだけで、なのはまだ取得していない? どうもフェイトがパパの代わりも務めているようにも見えるのは気のせいであろうか。

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