フレッシュプリキュア！ 第４５話は新たな伝説の始まり「４人はプリキュア！クリスマスイブの別れ！！」

誰も知らない 知られちゃいけない～プリキュアが誰なのか～
何も言えない～話しちゃいけない～プリキュアが誰なのか～

今のプリキュア世代では、到底知るよしもない作品のエンディングの歌詞を一部変えてみました。

～プリキュアの正体は決して知られてはいけない～
誰にも言えない、相談できない、力を貸してもらえない……秘密を知る仲間達以外は。
だからこそ、仲間との結束力、絆、友情、信頼関係が築かれていき、どんな困難にも立ち向かっていく力となっていたのである。
最終決戦を前にして不安を抱くプリキュア達。それでも、仲間同士で励ましあって、戦いに赴く決心をする。
これまでのシリーズならば、このまま家族に内緒で向かっていた展開であった。

戦う戦士達であるのだが、その前に彼女達はまだ家族からは一人立ちできない子供達なのである。
これまでの戦いを通して精神的に成長していった彼女達であるのだが、家族をだまし続けたくないという、後ろめたさをずっと抱いていたのである。

家族や友人達を前に変身するプリキュア達！

突然の出来事に驚き、戸惑う親たち。戦いに行く決意を明かしたラブ達は、これですっきりとした気持ちで出発することができであろう。だがしかし、親の立場であったらどうかのか？　本話では親の子を思う気持ちを丁寧に描いている。戦いに行くことを止めさせたのは母であった。子供を危険にさらしたくないとする親の気持ちは、親会議に発展していくわけだが、ここで親視点から子供視点に変わり、ラブ達を応援する人たちを描く、切り替えが絶妙である。
ラブが最後に会っておきたかったのは大輔。大輔の気持ちを知りながら、正体を隠していたのであるから、自分の気持ちに整理をつけたのであろう。怒られても仕方ないのことなのに、大輔はいつもと変わらない態度でラブのことを見ている。そして、プリキュアとしても応援してくれる存在になったのであった。

親会議でようやく子供達の気持ちを尊重することも親の役目であることと容認したわけだが、泣く娘を前にして母は強しであった。そして、集まってきたのはラブ達を愛し見守ってきた人々。皆、今ではプリキュアを見守り、これからもラブ達を支えていく人々となったのである。

仲間との絆から、家族、町へと想いが伝わって深まる絆。

そして世界を託されたラブ達にもう迷いも後悔もない！　これほどまでに力強く感じた変身シーンがあるだろうか。
これまでのプリキュアシリーズにはなかった家族らとの触れあい。プリキュアとしての使命を果たすだけではなく、大切な人との約束を守るために、世界を守る戦いに向かうに至った過程をじつに感動深く描いている。

冒頭の歌詞は「デビルマン」のエディングより。