キディ・ガーランド解説の部屋＃５

タイトル：＃５　ＧＯＴＴの亡霊
【主な登場人物】
アスクール
ク・フィーユ
イヴェール
ゾマ
ディア
アールヴ
ドヴェルグ


前作「キディ・グレイド」で主人公達が所属していたGOTT（銀河通商関税機構）の本局ビルが　記念遺跡建築物として保存……のわりには施設内部は廃墟のごとく荒れ果てている。
GOTTのESメンバー達についてアスクールとク・フィーユらが知らされているのは僅かな情報だけのようである。ESメンバーになることの意味を重く考えるク・フィーユと前向きに考えているアスクールが対照的あった。懐かしのESメンバー達の肖像画はサービス企画でもあるのだろう。エクリプス、エクレール、リュミエールらの事は何も知らないようであった。死亡したのがアールヴ＆ドヴェルグだけだとするならば、現在GTOのESメンバーであるトゥイードゥルディ＆トゥイードゥルダム、アンオエ＆エイオウ以外のESメンバー達はどこかの組織にいるということであろうか？
タイトルのごとく亡霊として登場したのはアールヴとドヴェルグであった。
アールヴが「１７才」と言うのに対し、「おいおい」と突っ込むドヴェルグ。かつて地球で最も栄えた１７才教の影響であろう（笑）。キャストの個性を盛り込みすぎなのでは？

お化けが苦手なク・フィーユの醜態ぶりをメインに描いており、これまでにない迫力のある作画であった。
ディアの特殊能力でアスクールとク・フィーユの特殊能力も一人前のレベルになった印象を受ける。ESメンバー見習いゆえの弱さを露呈しており、これから先も窮地に陥る度にディアにキスされることになるのだろう。強力な仲間ができたことで今後はお助けロボットとしてアスクール達をフォローしていくに違いない。キャストに若本規夫氏を起用したことは制作側の強い要望もあってのことであろう。第１話のナレーションだけではなく、準レギュラーキャラとして登場することになるのは楽しみなことである。

【総評】
再びギャグシナリオのストーリーであった。ホラーモノのノリであるが、放送日である『１３日の金曜日』にあわせたのは……偶然なのであろう（笑）。
見習い期間とはいえ特務として行動範囲が広がった事で、本局を舞台としたストーリーとは違った趣きが楽しめる。局長の配慮で危険度の少ない任務になるのであろう。まだまだアクション度は前作に及ばないレベルであるのだが、彼女達の特殊能力と共にレベルアップしていくことを期待する。
キャストネタをストーリーに盛り込む手法が目立っており、前作「キディ・グレイド」時のキャラクター像が崩壊していかないか心配である。

（参考までに）
キディ・ガーランド公式ホームページ
http://www.kiddygrade.com/
キディ・グレイドファンページ
https://hiziriramu.seesaa.net/article/200607article_4.html
キディ・グレイド解説部屋
http://www5b.biglobe.ne.jp/~saineria/kiddygrade.htm
キディ・ガーランドファンページ
https://hiziriramu.seesaa.net/article/200909article_14.html
「キディ・ガーランド」ＧＴＯ喫茶室「タッチ＆ゴー！」第１回解説
https://hiziriramu.seesaa.net/article/200911article_7.html

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Comments

[さすがにそれは・・・]

アクションシーンに関しては５話は頑張っていたと思います。

「グレイド」のスタッフが凄すぎたんです。アレと比較されたんじゃさすがに可哀想。最近のアニメであのスタッフ陣に勝てる作品なんてほとんど無いですよ。
なんたって、絵コンテを担当した人物だけでも「谷口悟朗」、「木村真一郎」、「武本康弘」、「小野学」までいるんですから。

そもそも制作会社自体が作画レベルに関しては他の追随を許さなかったゴンゾですし。それなりに評価されているサテライトでも厳しいんじゃないでしょうか。

[聖羅夢]

コメントありがとうございます。

今話の評価すべきはコンテ・演出・作画監督を細田直人氏が担当したことでもありますね。「キディ・グレイド」第８話の作画監督もされておりましたが、確かに前作のスタッフは凄すぎましたね。

アニメ本編ではまだ登場していない特殊能力者との対決もあることですし、どう描かれているのか楽しみにしています。