過去に楼座が出会った人間のベアトリーチェ。そのベアトリーチェの師でもある先代ベアトリーチェ。エピソードごとに関ってくる人数が変わっており、各エピソードにおける同名のキャラクターは、必ずしも同じ役割を持ってはいないようである。
チェス盤上でストーリーを構成するのであれば、その都度位置を変えてきているというべきか。では、誰がチェス駒を決めて動かしているのか? 対戦過程と結果がその都度変わるのは真実というのがないからである。
ベアトリーチェ、ロノウェイ、煉獄の七杭らが登場したが、“六軒島には19人以上は存在しない”ことはベアトリーチェ自身が語った言葉である。
19人以上の“人”とはなにを指す“人”なのであろうか? 魔女が作り出した“家具”である煉獄の七杭を人数にいれると人数があわない。では“家具”を人数にいれないのであれば、金蔵の“家具”である源次、紗音、嘉音を人数にいれてよいのか? という疑問が残る。
今回初めて源次が“家具”としての能力を披露。苦しまさずに永遠の眠りを与える能力? 紗音の結界の中にたやすく進入したことからも、能力が上であるのだろう。儀式遂行の為にすすんで自身の命を差し出すのだが、これは事件の共犯にもなりうることを意味するのでは?
そして熊沢の正体が先代ベアトリーチェであったことで、彼女も“人”の数にいれることの矛盾が生じる。
エピソードⅠ~Ⅱの熊沢は先代ベアトリーチェだったのか? これは違うであろう。しかし、熊沢の正体を別の誰かにすることが可能であることを明かしたことにもなる。
第一の晩の犠牲者達
金蔵(ベアトリーチェが殺害)
紗音と嘉音(源次が殺害)
源次(ロノウェイが殺害)
郷田(煉獄の七杭らが殺害)
これをそのまま受け入れてはいけない。存在しない“人”は犯人にはなれないからだ。
ストーリーに魔女であるベルンカステルやラムダデルタの介入も示唆されていることから、同名キャラクターが必ずしも同一人物とは限らなくなっている。
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