作 画 :7(最後にしめたウェルキンとアリシア)
ストーリー :7(終りよければ良しということで)
演 出 :8(その後のエピソードが一番の衝撃)
燃 え :6(アリシア戦記であった)
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【批評・感想】
戦艦マーモット内に突入した第7小隊であるが、各人負傷を追うも致命傷にはならず。弾丸を避けて突っ切るなど「CANAAN」みたく本当はありえる筈ないのであるがそこは主人公補正ということで。
ファルディオの生死について語られていない!? ウェルキンとアリシアとの会話に彼の名前が出てなかったですね。突入した第7小隊の隊員達がいつのまにやら無事に艦外に脱出してた位ですからね、これはもう「うみねこのなく頃に」での赤文字を要求する!
ウェルキンがアリシアにスカーフを返したのは正解ですね。セルベリアが自爆のに対し、アリシアの暴走が止まったのは愛の力ゆえということで(笑)。両想いになれなかったセルベリアは悲劇のヒロインでした。原作では料理上手というキャラ設定が全く活かされず魅力を出し尽くす事ができなかったのも残念。そして、やはりイサラの死が悔まれる……。
ストーリー中のドキドキよりもエンディングと共に流れるその後のエピソードが一番の見所でもありました。これまでのフラグはもちろんカップル組の多いこと多いこと(笑)。「CLANNAD」 DVD特典での「もうひとつの世界」でもそうですが、「狼と香辛料」に比べ全ての面白さがエピソードに詰まっているのは、後味が良いものです。
コーデリア姫……ダルクス人であることを公表したようですが、それでも国民に愛されている。ヴァルキュリア人による侵略の歴史が明らかにされていたかどうかは不明ですが、ガリア公国ではダルクス人であることの偏見、差別がなくなっていくことを信じたい。
第7小隊解散!? ウェルキンやアリシアは英雄として名を残したのであろうか? アリシアのヴァルキュリア人であることは公にされていないであろう。
ラルゴとエレノア……ダモン将軍にかわり指揮するエレノアを支える為にラルゴは残った?
ヤンの悔し涙から2人の関係が良いことを意味している。
ホーマーとイーディ……生涯尻に敷かれるホーマーでしたとさ(笑)。そして2人の後を歩いていたのは……イェーガー生きてたよ! 彼が向かうのは帝国ではなくて自分の故郷なのでしょうね。
マリーナとハンス……マリーナとフラグが立ったのはハンスでした(笑)。
カロス……地味キャラであったが、彼に抱きついたのは恋人? それとも母親? 姉妹? このシーンが一番の衝撃であり、戦場のヴァルキュリア最大の謎であった(笑)。え~い、これも赤文字要求!!
アイシャ……彼女を待っていたのは両親でしたね。公式HPでの紹介では天才少女の異名があったのですが、イサラに全部持っていかれましたね。才能を伸ばすために軍に残ってもよさげでしたが、家族の元に帰ることを選んだのですね。彼女の子供らしい一面が見れてめでたしめでたし。
スージー……戦場での経験を経て、立派なレディとなりました。
ロージーとザカ……やはりというかお2人ともお幸せにということで(笑)。
ウェルキンとアリシア……ウェルキン、アリシアから手を握ってきたんですからもっとラヴラヴを見せ付けて終っても良いのでは(笑)。アリシアはパン屋職人に戻るとして、ウェルキンはこの後なるのは生物学者? ここはアリシアと2人でパン屋を営むのがベストであろう。
【総評】
2クールにしたのは蛇足というか、作品の方向性が大きく変わった為に当初の期待感がなくなっていった後半は残念としかいいようがない。背景ヒロイン&隊員達の見所が最後になってようやくというのも勿体無く、イサラの形見でもあるエーデルワイス号が最後までお蔵入りされたのも気の毒であった。恋愛面ではアリシアが早々にウェルキンへの想いを告げてしまった為に、その後のウェルキンのへたれ度と共に曖昧になったものの、最後はきちんと答えを出したことは評価できる。戦争がテーマとなっていることを考えると二人の恋愛メインだけでは到底満足はできないのであるが、全てはヴァルキュリア人は凄い! に尽きる内容となったのであった。
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