戦場のヴァルキュリア 第19章

【タイトル】「涙」
作　　画　　：6（幼少時代のイサラ）
ストーリー　：6（悲しみを受け入れたウェルキン）
演　　出　　：5（心情面の揺さぶりが不十分）
燃　　え　　：5（ブルール解放！）
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【批評・感想】
イサラの死後、涙を流せなくなったウェルキンがようやくしがらみから解き放たれる。
予想通り泣く事ができなかったウェルキンであったのだが、彼に感情移入し易かったのは、「CLANNAD AFTERSTORY」で渚が亡くなった後の朋也に似ていたからであった。

アリシアの優しさに触れ、感情を露にすることができたウェルキン。慰めの言葉は大勢の人からもらっていたであろうが、ウェルキンに足りなかったものを、アリシアが気付かせたことになるのであろうが、尺足らずな印象を受ける。

ここは幻影でも良いので、天国に旅たつ前のイサラを登場させて、兄との別れと励まし、前に進むよう叱咤させた方が感慨深くなれたかも。

あれだけウェルキンに避けられ、拒絶されてきたアリシアがいい娘過ぎる！　ウェルキンはアリシアとも向き合い、手を取り合ったわけですが、２人にはもう言葉が必要ないくらいの絆が芽生えている。

イサラの代わりに補充要員として第７小隊に加わったのはザカ。エーデルワイス号の操縦士ということだが、エーデルワイス号＝イサラでもある為、隊員達がザカをすんなり認めるかどうかも気になるところであった。
ダルクス人である彼をロージーが受け入れたのは、イサラによるとこが大きいでしょうね。

ブルール攻略……作戦といっても正面突破で地の利を活かした戦略等はなし。第７小隊の面々が強すぎて、帝国軍らしさが全く感じられない弱体ぶり。

第２章「コナユキソウの祈り」での誓いを達成したアリシアだが、これで義勇軍を除隊する気はさらさらないのでしょうね。スージーは家族とブルールで暮らす為に軍を辞めてもよさそうなのであるが、背景ヒロインとなっても頑張ってくれることを期待する。
「コナユキソウ」の花が芽生えていましたが、第２章で飛ばした「コナユキソウ」の種が咲いたものだと信じたい。

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